婦人・子供服製造卸のフジスター(東京都中央区)は、9月8日付でズーティーのEC事業「イーザッカマニアストアーズ」を継承し、同事業の運営会社として「ズーティー」を10月に新設した。
旧ズーティーは02年創業。10、20代女性へカジュアルを展開し、EC市場で急成長。18年9月期には年商約40億円を計上した。しかし、物流トラブルや実店舗縮小、コロナ禍の影響、円安による仕入れ高騰などが重なり、25年4月に20億円の負債で破産した。
フジスターは、同事業が自社の婦人服卸事業と高い親和性を持ち、EC市場の成長性も見込まれることから継承を決めた。新会社の代表取締役には、フジスター社長の藤井尊徳氏と、「神戸レタス」を運営するマキシムの代表取締役CEO(最高経営責任者)林純司氏が就任した。林氏はEC分野での実績がある。
イーザッカマニアストアーズの店長は、旧体制から浅野かおり氏が続投する。
