サウジアラビアの首都リヤドで、第3回リヤド・ファッションウィークが25年10月16~21日に開催された。同時に設けられたショールームは、ミラノの展示会「ホワイト」が運営を担当し、日本からは百貨店やセレクトショップなどの15人のバイヤーが招かれた。急速に変化を遂げるサウジの新たなファッション市場に、各国関係者の関心が高まっている。
「ビジョン2030」基に
16年に掲げられた長期経済改革構想「ビジョン2030」に基づき、サウジアラビアでは石油依存からの脱却と経済多角化が進められ、30年には「リヤド万博」、34年にはサッカーのワールドカップの開催が決まった。全ての電力を再生可能エネルギーでまかなう都市計画や「より穏健なイスラムに」といった国作りも行われている。
都市インフラや文化分野の整備も急速に進行中だ。リヤドでは近代的な高層ビルが建ち並び、一昨年の12月から昨年の1月にかけて一挙に地下鉄6路線が開業し、世界最長の無人運転地下鉄の24時間稼働が始まった。ザハ・ハディド・アーキテクツが建築を担当した駅もあり、大きな変化を見せている。

(坪内隆夫=ミラノ在住ファッションコーディネーター)