大阪文化服装学院は、国内外で独自の価値を確立するための第一歩として、26年4月から校名を「ヴォートレイルファッションアカデミー」に変更する。トレンドを追うのではなく、唯一無二を追求し、新たな価値を創造できるファッション人材の育成へと大きく舵を切る。緻密(ちみつ)な縫製技術やパターン作成など日本のファッション教育の強みを大切にしながら、アートスクール起源の欧州型のデザイン教育を取り入れたハイブリッドな指導を推進している。
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洋裁とは無縁
同校は、初代理事長の森長三郎が、戦災で焼け残った大阪・三国にある木造2階建ての工場、倉庫、庭付き敷地を購入。あまりにも美しい建物だったので、当時女性たちの憧れの的だった洋裁学校にしようと思い立ったのが始まりだ。金融業を営む森産業の創業者として堅実に働いてきた森にとって、洋裁学校の開校は新たな挑戦だった。
