ファッションジュエリーブランドの18年春夏は、自然からインスパイアされたコレクションが揃う。中でも、海や空をイメージしたブルーの石をピックアップするブランドが多い。継続して人気の高いパールジュエリーもバリエーションが豊富。トレンドの続くイヤアイテムに加え、大ぶりのリングも増えている。
（中村維）
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「スタージュエリー」（スタージュエリー）は4月20日、星座をテーマにした新作を発売する。グラフィカルなフォルムと、ブルーの天然石が涼しげな夏のコレクションだ。鳳凰座をヒントにしたリングとネックレス（ともに予定価格35万円）は、プラチナベースにパライバトルマリンやサファイヤをあしらった。大粒のスカイブルートパーズのネックレス（14万円）は、トップに星が輝く。
「アーカー」（アーカー）は、マーメイドの物語をパールやダイヤモンド、カラーストーンを使ってロマンチックなコレクションにした。リバーシブルのマーメイドモチーフのペンダント（37万円）は、しずくのようにアコヤ真珠やダイヤモンドが下がる。大ぶりのフープピアス（16万8000円）は、大小の真珠がランダムにセットされ、海の泡を思わせる。
「アガット」（エーアンドエス）は、年間通してビオトープのイメージをコレクションに落とし込んでいる。春はサンストーンやアベンチュリンといったオレンジ、グリーン、ブルーのカラーストーンをクローズアップ。ラフカットのナチュラルな表情も特徴だ。バングルやリングにはアカンサスの葉のモチーフを取り入れた。得意のイヤアイテムに加え、リング（2万6000～4万9000円）も充実した。
「サマンサティアラ」（サマンサタバサジャパンリミテッド）は、タレントの紗栄子さんと雑誌『スウィート』との協業商品を発売した。細身のチェーンピアス（3万3000円）やネックレス（2万円、2万1000円）に、ロンドンブルートパーズやオレンジのカーネリアンをあしらい、春らしいフレッシュさを出している。
大人化、上質化へとシフトチェンジしている「4℃」（エフ・ディ・シィ・プロダクツ）。9日に発売した10Kと淡水パールのシリーズは、揺れるロングピアス（2万4000円、2万6000円）や、横並びのネックレス（2万4000円）などトレンド感あるデザインが揃う。手に取りやすい価格のギフト向け商品を維持しながら、中・高価格帯を大幅に拡大。店頭も含め、女性の憧れや共感を喚起する仕掛けを強化する。
「ヴァンドーム青山」（ヴァンドームヤマダ）は、45周年のフェアを5月13日まで開いている。コレクションも新たな船出をイメージし、〝ボヤージュ～航海～〟をテーマにした。ネックレス（期間限定価格7万4000円）は、ターコイズにローズカットのクオーツを重ねた透明感あるトップが下がる。スライドアジャスターでY字ネックレスにもなる。
「フェスタリア・ビジュソフィア」（フェスタリアホールディングス）は、アクアマリンの中でもグレードの高いサンタマリア・アフリカーナアクアマリンを使ったプラチナ製リング（28万円）とペンダント（23万円）を発売した。ウィッシュ・アポン・ア・スターと高品質のカラーストーンをコンビにしたシリーズの第3弾で、GRSの鑑定書が付き、限定200本。ペンダントは、取り巻きのダイヤモンドパーツが着脱でき、スリーウェーで使える。
「ポンテヴェキオ」（ポンテヴェキオホッタ）は楽園を意味する〝パラディーソ〟をテーマにしたサマーコレクションを5月26日に発売する。楽園への扉を開ける鍵をイメージしたペンダント（12万8000～40万3000円）は、ダイヤモンドをベースに、カラーストーンの花を飾った。揃いのピアスもある。
