ファストリ、サプライチェーン改革さらに 各段階でリードタイム短縮

2019/11/15 06:28 更新会員限定


 ファーストリテイリングは昨年、マテハン機器の有力企業ダイフクと組んだのに続き、知能ロボットコントローラー開発のムジン、ロボットによる自動物流システムのエグゾテック・ソリューションズともパートナーシップを結び、今まで人手を必要としていた商品のピッキング作業も効率化、省人化し、物流倉庫の完全自動化を全世界で進める。物流だけでなく、企画、生産などサプライチェーン全体でもリードタイムを短縮する。

 柳井正会長兼社長はサプライチェーン改革を「最短で3年、長くて5年で実現し、お客様の欲しいものがいつもある小売業になる」と話す。

(柏木均之)

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ピッキングを自動化

 今回、ダイフクに加えて、ムジン、エグゾテックと組んだのは、店舗在庫を最適化するための物流高度化が狙いだ。現状は工場でアソートを組んで消費を店舗へ配送しているが、必要な商品や量は店舗ごとに異なるため、欠品、過剰在庫が起こることが多い。この解決に新たに組んだ2社の技術を使う。

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