ジーンズカジュアルメーカー、スタジオエクリュ(岡山県倉敷市)のメンズ「F・O・Bファクトリー」で、16年秋冬物から新たな定番として打ち出した細めのシルエットのトラウザーが売れている。
「ナローフュージョントラウザー」と名付けたこの商品は、すでに10年以上前からの定番のストレートの新シルエット。裾にかけてテーパードを効かせ、ジャケットとも組み合わせやすくなった。
自社で在庫をストックして追加フォローの体制も整える。ストレートは年間4000本前後を販売するが、販売先によってはナローがそれを上回る勢いだ。新規取引の引き合いも増えている。
素材は肉厚なウエポン。チノよりも細い糸を双糸で打ち込んでいるため、光沢感がある。太番の糸を使った縫製も特徴。
黒を新たに追加し、全8色を揃える。1万3000円。ストレートは7色、1万2000円。どちらも国産。買いやすい価格を実現したことで、多くのリピーターに支持されている。