東日本大震災で全町民避難を余儀なくされた福島県双葉町。22年8月からの避難指示解除を受け、町内11%の地域で居住がスタート。かつては7000人が住んでいたが、帰還者と転居者を合わせた居住人口は185人(7月1日現在)にとどまっている。ただ、同町を訪問する観光客・ビジネス客は増えつつあり、居住に欠かせない生活インフラ、就業機会の創出が着実に進んでいる。
(浅岡達夫)
25年8月には駅前の町役場に隣接する建物に、イオン東北のスーパーが開業する。そのほか、旧町体育館跡地に建設中の公設商業施設には、飲食店3店が出店するなど生活インフラの整備が進む。