フルラジャパンは、4月から時短勤務制度を改定する。女性スタッフにとっては、働く時間を選択できる期間がより長くなる制度。フルラは高成長が続き、日本での15年度の売上高は初めて100億円を突破した。さらなる成長と出店の加速を目指し、女性が働きやすい環境を積極的に整える。
新しい「子育てワークタイムシフト」制度は、時短勤務を選択できる期間を大幅に延長するもの。同社の1日の勤務時間は7・5時間で、従来の時短勤務の対象は子供が3歳になるまでだった。これが、新制度ではストアスタッフは小学3年生修了まで、オフィススタッフは小学1年生入学までになる。
加えて、ストアの契約社員制度を廃止し、正社員化制度を導入する。このほか、7日間のリフレッシュ休暇なども導入する。
新制度によって、業界に先駆けて、女性が制約を受けやすい育児や産休といった問題に取り組み、より風通しのよい職場でワーク・ライフ・バランスを実現することが狙い。