90年代後半から00年代にかけて、本紙にストリートスナップの記事をたびたび掲載していました。30年近く前の、都会の一瞬を切り取っただけの記事ではありますが、その背景を店や企業に取材し、ときには売り上げなどの数字も入れていて、当時の商売の動きも少しわかります。“平成リバイバル”など様々なレトロが注目を集めている昨今、改めて読み返すことで、ビジネスに通じるヒントが見えてくるかもしれません。ベテラン記者が振り返ります。
※本文は読みやすく直しています。社名やブランド名などは原文のまま掲載します。
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東京ストリート パンツにミュールが大人のスタイル
2000年4月15日付

スカート一辺倒のストリートで、大人の女性たちが七分丈パンツをはき始めた。といっても、主役はミュールとサンダルだ。
先とんがりのピンヒールは大人のエレガンス。でも、膝丈スカートに合わせるスタイルは誰もがやっている。だから、これからはパンツ。デニムやチノなどのカジュアルなパンツでも、スカートより大人っぽい。ミュールもサンダルもぐっと引き立って見える。
《記者メモ》
ミュールがヒットしていたころの話。ミュールにしろ何にしろ、足元にレザー製でピンヒールなんて、今は見ることがほとんどありません。少し寂しいです。
(赤間りか)
