ウォルマートとオープンAIが提携 ChatGPTを使った買い物が可能に

2025/10/22 10:59 更新NEW!


 【ニューヨーク=杉本佳子通信員】ウォルマートは10月14日、人工知能(AI)の研究開発を行う米企業、オープンAIと提携し、顧客がオープンAIの自然言語処理モデルのChatGPTを通じてウォルマートで買い物ができるようにすると発表した。顧客はChatGPTに献立の計画、生活用品の補充、新製品探しなどを相談し、ChatGPT内の「インスタント・チェックアウト」機能を通じてその場でウォルマートに注文、ウォルマートは買い物の手配をする。

 アメリカのZ世代は買いたいものをリサーチする時、グーグルよりもChatGPTを使うようになっている。ChatGPTでお勧めを得てその場で買えるようにすることは、小売店やブランドが若い顧客を引きつける上で大きな強みとなる。ChatGPTは小売店やブランドのエージェント的な役割を担い、何度もやりとりすればするほど特定の顧客の好みやニーズを学ぶ。

 ウォルマートはAIを活用することで、商品カタログを強化し、ファッション商品の生産にかかる期間を最高18週間短縮、よりシームレスな買い物経験を提供して顧客の問題解決にかかる時間を最大40%短縮できるとしている。従業員に対しても、AI用語の研修などを行っている。

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