90年代後半から00年代にかけて、本紙にストリートスナップの記事をたびたび掲載していました。30年近く前の、都会の一瞬を切り取っただけの記事ではありますが、その背景を店や企業に取材し、ときには売り上げなどの数字も入れていて、当時の商売の動きも少しわかります。“平成リバイバル”など様々なレトロが注目を集めている昨今、改めて読み返すことで、ビジネスに通じるヒントが見えてくるかもしれません。ベテラン記者が振り返ります。
※本文は読みやすく直しています。社名やブランド名などは原文のまま掲載します。
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OL・ミセスに広がる白黒コーディネート 基本はエレガンス
2002年6月22日付

OLやミセスの間で、白と黒のコーディネートが大流行している。「はやりの白を着るために、一番合わせやすくて大人っぽくこなせるのが黒」ということで一気に広がったようだ。バッグや靴も含めて完璧(かんぺき)に白黒という女性も多い。
スタイルの基本は神戸系エレガンス。チェックやストライプ、フリルの重ねなど、一つのアイテムを白黒で構成したものもあるが、圧倒的に多いのは無地の組み合わせ。白と黒は当たり前のコーディネートに見えるかもしれない。ところが、この夏買ったアイテムだけを合わせて、意識的に作っているのが分かる。「Mプルミエ」の黒シャツに「セオリー」の白パンツと、売れ筋ブランドで固めた女性も。数で一番多いのは、OL風の白シャツに黒のタイトスカートの組み合わせだ。
上品に見えるためか、買い物に来ているミセスのグループでも白黒が増えている。スタイリングの仕方はちょっと違うが、50代、または60歳ぐらいに見える女性も白黒。聞くとやはり、最近買ったカットソートップ(黒)とスカート(黒地に白のチェック)。
若いOL層では飽きられるかも知れないが、ミセスにはまだまだ広がりそうな気配。秋冬商品で、ミセス向けの白のジャケットやわた入りキルティングコートを用意しているというメーカーの話も聞く。となると、組み合わせる色は、引き締まって見える黒になりそうだ。
《記者メモ》
これは東京・銀座でのスナップ。女性たちのファッションがエレガンス系にぐぐーっと傾き、商業施設の店舗集積などもそのように変わっていたときです。
(赤間りか)
