H&Mの15年上期(14年12月~15年5月)の日本での売上高(付加価値税含む)は前年同期に比べ2ケタ増となり、日本円換算で約280億円(1スウェーデンクローナ=14・84円で算出)となった。08年の初出店から今春には日本での店舗数が50店(H&M以外の業態除く)に達していた。全社業績も日本以外の上位10カ国の売上高も伸び、2ケタの増収増益を果たした。
全社売上高の7割を占める上位10カ国のうち、大きく伸びたのは米国と中国。ともに前年同期より店舗数が大幅に増え、クローナ換算では5割強の増収だった。英国も3割増、イタリアも25%増となっており、ドイツ、スウェーデン、オランダ以外が軒並み2ケタ増だった。
日本の売上高は18億7400万クローナで15%増。店舗数の増加に伴い、売上高も伸びた。45カ国中(FCを除く)16位という順位は前年と同じ。1店当たりの販売効率でも、売り上げ規模トップのドイツに次ぐ水準を維持した。
H&Mの上期業績は売上高1000億2400万クローナで22%増(付加価値税を含まない売上高は861億4300万クローナで23%増)、営業利益129億8900万クローナで18%増、純利益100億6600万クローナで19%増だった。