6月の訪日外国人客数 中国2ケタ増、ビザ緩和で効果

2019/07/18 13:37 更新


 日本政府観光局によると、6月の訪日外国人客数は前年同月比6.5%増の288万人で、6月として過去最高を記録した。中国が2ケタ増と全体を引っ張った。継続的に実施している訪日旅行プロモーションなどの成果が出ている。

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 国・地域別では、中国が単月として過去最多だった。韓国、台湾、香港、シンガポール、フィリピン、ベトナム、インド、豪州、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、スペインが6月として過去最高になった。

 東アジアは中国が15.7%増の88万1000人。1月から開始した個人ビザの発給要件の緩和の効果が大きい。

 韓国は0.9%増の61万2000人だった。韓国では中国やベトナムなど渡航先が多様化しているが、昨年は大阪府北部を震源とする地震の影響を受けており、その反動で増加に転じた。

 台湾は0.9%増の46万1000人、香港は1.7%増の21万人。いずれも航空座席供給量が増加しており、地方に足を伸ばす訪日外国人も増えている。



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