杉野×ジャパンイマジネ×ルミネ、商品開発

2015/10/19 10:29 更新


 杉野服飾大学、ジャパンイマジネーション、ルミネは、20代女性向け16~17年秋冬物の開発に取り組んでいる。同校のファッションビジネス・マネジメントコースの授業の一環で、3年生36人が7班に分かれて企画し、企業担当者にプレゼンテーションを行った。同プロジェクトはCSR(企業の社会的責任)や人材教育という共通目的のために、産学連携するもの。学生の企画を受け、企業の企画担当者との3者協議、学生が工場に発注したサンプル検討会を経て、選ばれた商品は16年8月中旬からルミネ内やジャパンイマジネーションの店舗で販売する計画だ。

 木村達央ジャパンイマジネーション会長は「3年前に杉野と産学連携で企画した商品を店頭で販売した経験があり、若い人の発想に刺激を受けた。3者での協業に拡大した今回は〝ファッション業界の閉塞(へいそく)感をぶち破る〟と目標を高く掲げ、新鮮なアイデアに期待したい」と話した。新井良亮ルミネ社長も「衣料品の販売不振の原因は同質化。独自性のある新しい提案、着る人や買った人が価値を感じる物作りをし、世の中を変えるという気概をもって取り組んで欲しい」と激励した。



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