【ミラノ=中村恵生】ミラノで6月8日から開かれているITMA(国際繊維機械見本市)では、サステイナブル(持続可能な)が前回展(19年バルセロナ)以上に大きなテーマとなっている。特にプリントや染色関連で水やエネルギー、化学物質の使用を抑えた機器やシステムの提案が活発だ。「シンプルなプロセスがマーケットから求められている」(伊efiレジャーニ)との声も多く聞かれ、省人化への貢献も注目される。
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スピード競争から転換
ITMAは4年に1度。11年以降、展示スペースを拡張して盛り上がっているのがテキスタイル向けインクジェットプリンターだ。19年までは毎回、高速機の開発で生産スピードを競い合ってきたが、今回はサステイナブル一色に様変わりした。
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