古着小売りのJAMトレーディング(大阪市)は、東京・下北沢に主力業態「古着屋JAM」の新店を開設した。
古着屋JAMでは同エリア2店目、別業態のロエコ・バイ・JAMを含めると4店目となる。11月7日には大阪・南堀江にエリア2店目となる古着屋JAMを開く。
新設した下北沢南口店は、地下1階で約175平方メートル。「既存の下北沢店よりも若い客層が多そう」(福嶋政憲社長)な立地で、幅広いジャンルの古着を約4300点揃えた。掘り出し物を見つける楽しさを実感できる店作りを目指した。

11月に開く堀江の店は、2フロアで約300平方メートルとなる予定だ。既存の堀江オレンジストリート店を含め、以前も2店あったが、そのうちの1店は入居ビルの老朽化に伴い、24年1月に閉めた。インバウンドも多い好立地で、再び2店を持つことになる。
同社は今期(25年11月期)、6月に大型の古着屋JAM原宿店内に、ハイブランドやデザイナーブランドの古着に特化したメンズ主力の新業態「ファイ・バイ・JAM」と、ハイブランド古着が中心でレディス主力の「アデル・ヴィンテージ・バイ・JAM」を出店。1月には古着屋JAM梅田茶屋町店、期中に無人古着店「ストッピー」を3店出すなど、意欲的な出店を続けてきた。

11月の堀江出店で総店舗数は44(インショップ含む)になる。売上高は40億円前後(前期は約35億円)で推移している。