《日本素材の魅力を世界へ③》ウール・デニム 付加価値をさらに高める

2023/09/26 13:00 更新有料会員限定


 欧州生地メーカーはウールや獣毛混など、原料にこだわった、より高級なテキスタイルの打ち出しが見られた。日本のウールや差別化デニムへの関心も高まっている。

【関連記事】《日本素材の魅力を世界へ②》化合繊織物 欧州に無い品質をアピール

 瀧定名古屋は尾州のウールにフォーカスし、原料手配からの一貫した物作りをアピールした。クラフト感のある流し染めのウールモヘヤやボンディング加工したウールなど、日本の技術を前面に出した。タキヒヨーもウールを多く提案し、90年代に多く見られたようなコンパクトな目の詰まった強撚高密度中肉ギャバジンが良かった。

瀧定名古屋
タキヒヨー

 ウールのジャージーに引き合いがあったのはヤギ。スムース、ハイゲージ、裏毛などのピックアップが多く、「円安で割安感があるのか、値段的に高いとは言われなかった」という。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定連載



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事