ファッションジュエリー・アクセサリーブランドの15年夏の新作で、クリアな樹脂を使ったデザインが増えている。涼しげな素材とボリューム感で、夏のおしゃれにアクセントを加えるファッションアイテムとして人気が高まりそうだ。
4月17日発売の「4℃」サマーコレクションのテーマは〝ブライツ〟。花火や水しぶきなど、夏ならではの輝きをジュエリーで表現した。アイテムで強化しているのはバングル。リングとセットでも提案していく。販促でもクローズアップするボリュームのあるポリエステル樹脂製バングル(2万6000円)は、輝く氷をイメージしてキュービックジルコニアをあしらった。この他、ゴールドコーティングしたシルバー製のバングルとリングのシリーズもある。
スタージュエリーも4月 17日からサマーコレクションを販売する。テーマでもある蜃気楼(しんきろう)をイメージしたジュエリーは、シルバーや10K製のラクダやパームツリーをアクリル樹脂のボールの中に閉じ込め、ネックレス(10K製3万7000円)やピアス(3万7000円)にした。
ヴァンドームヤマダがライセンス企画・販売するアクセサリーブランド「アンテプリマ」は、クリアな合成樹脂と人工真珠をコンビにして、リング(1万2000円)やバングル(1万7000円)、ネックレス(1万2000円)を作った。メタルのボールとのリズム感ある組み合わせも楽しい。4月下旬発売。
春本番を迎えた店頭では売れ筋が見えてきた。スタージュエリーは、立ち上がりで出した個性的なリングのバリエーションと、バックジャケットタイプをはじめキャッチに様々なデザインが入ったピアスが「店頭での訴求も強化した結果、好調」だ。4℃では、ホワイトデーのギフトでシルバーのペアリングが売れた。
ブライダルジュエリーは、駆け込み需要で伸ばした昨年と比べ、厳しいとの声が多い。