大手百貨店の個人外商売り上げの伸びが続いている。コロナ禍で店頭売り上げが落ち込んだのとは対照的に、ラグジュアリーブランドをはじめ、時計・宝飾、美術など高額品は、いち早く19年度を上回った。デジタルを活用したネットワーク化、ダイレクトマーケティングを通じて、若年層らの新たな顧客開拓につなげる。
「想定以上の伸び」
百貨店の売上高に占める外商の比率は2~3割に達する。21年度売り上げは19年実績に届かなかったが、大丸松坂屋百貨店が前年比で21%増、高島屋が18%増を確保した。22年度は19年実績を大幅に上回って推移している。コロナ下で百貨店売上高が落ち込んだこともあり、外商の売り上げ比率はさらに高まり続けている。
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