ジュンココシノと明治は10月14日、「きのこの山」50周年を記念し、ファッションショー「ジュンココシノ・きのコレ・2026S/Sコレクション」を開いた。「ジュンココシノ」のブランドショーと、きのこの山にインスパイアされた〝きのコレ〟ファッションショーの二部構成で見せた。
明治は、25年3月、「きのこの山たけのこの里サステナブル宣言」を発信し、取り組みに注力する。その一環として、きのこの山と「たけのこの里」のグローバル展開とサステイナブルな価値創造を目指し、コシノジュンコに協業を依頼した。
きのコレは、ナチュラルなカカオの発色の合成皮革を使用。合皮メーカーの加平と開発し、チョコレートの製造過程で廃棄されるカカオハスク(カカオ豆の皮)を粉砕したパウダーを混合することで、石油由来の原材料の含有率を減らした生地を用いた。

きのこの山のチョコレート部分をフォルムで表現したケープコートやホールターネックのミニドレス、一部が溶けてしまったように丸く穴が空いたミニドレスなど、思わず笑みがこぼれる遊び心にあふれたスタイルが揃う。フィナーレには、きのこの山50周年のアンバサダーを務める俳優の森崎ウィンさんも登場した。

「お菓子とのコラボレーションも、きのこをイメージしたショーも生まれて初めて。初めてだからこそイメージが湧いた」とコシノ。「今回はコレクションというより、一種の遊びの世界。きのこの山を食べるのも食事ではないし、遊びのような感覚。その遊び心で作った」と語った。
協業を記念して、きのこの山のチョコレート部分とコシノのトレードマークであるおかっぱヘアを掛け合わせたキャラクター「ジュンコキノコ」のTシャツが当たるキャンペーンを実施する。染色加工の艶金の協力のもと、カカオハスクを使って「のこり染」で染色した優しい色みが特徴だ。

本協業から誕生した新商品「きのこの山発酵バター&キャラメル」「たけのこの里キャラメル&発酵バター」も期間限定で販売している。
