8月に開催した韓国の国内ファッションの展示会「2023トレンドフェア」(韓国産業通商資源部が主催、韓国ファッション産業協会が主管)に、初めてファッションテック企業が出展した。「韓国のファッション産業が発展していくために、重視するキーワードの一つがデジタル」とし、AI(人工知能)活用をはじめ先端技術に優れた14社を紹介した。特にビジュアルに力を入れる韓国とあって、インフルエンサーマーケティングや画像を軸にしたサービスを提供する企業が目立った。
(松本寧音)
レビューセレクトは、ブランドとインフルエンサーをつなぐプラットフォーム「レビュー」を運営するマーケティング会社。日本でインフルエンサーマーケティングが主流になる以前の08年に創業、ブログを主戦場にインフルエンサービジネスを行ってきた。
業務を肩代わり
現在はインスタグラムを軸に、多数のファッションブランドのほか、韓国最大規模のECモール「ムシンサ」や雑誌『エル』など、多方面の媒体と取り組む。これまでに約100万人のインフルエンサーと69万件の実績がある。韓国だけでなく、アジア6カ国で事業を展開しており、グローバルに対応できる企業としてアピールした。22年からファッションブランド向けのプラットフォーム「レビューセレクト」も運営する。
インテリシスは、AIで商品説明文を生成するサービス「ルキット」を提供する。主な取引先は、ショッピングモールをはじめとした大規模なECモール。商品またはコーディネートの写真を読み込み、素材やシルエット、色など、要素となる言葉を抽出した後、文章を組み立てる仕組みだ。
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