レディスのマストレンドでミニボトムがヒットの兆しだ。今秋冬から20代を中心にじわじわと売れ始めた。この秋冬好調なブーツもミニボトムに合わせる靴として需要が高い。来春夏物でミニボトムが例年以上に増える印象で、30代の大人に向けた提案も出ている。
(関麻生衣)
3年ほど前からミニボトム復活の傾向はあったが、この秋冬にきて急浮上した。背景には長く続いたワイドパンツやロングボトムの反動のほか、早速動きのあるヤング層では韓国アイドルへの憧れも大きい。なかでも影響力を持つブラックピンクは、世界で話題の「Y2Kファッション」の火付け役でもある。Y2Kファッションは00年ごろのアメリカのポップカルチャーに端を発するトレンドで、ヘルシーに肌を見せるミニボトムもその象徴の一つだ。
新鮮×ブーツ×韓国
「スナイデル」(マッシュスタイルラボ)は今秋冬、ミニボトムの売り上げが前年比2倍で推移中。今後、クリスマスに向けた仕込みが売れれば「(トータルで)3倍近くの売り上げが期待できる」。前年に比べて型数はそこまで変えていないがミニ丈が客に新鮮に映ったことと、ロングブーツの流行、「韓国ブーム」が重なったとみる。
購買は20代が中心。継続トレンドの襟のディテールや膨らみのある袖が特徴的なトップとの相性も良く、スタイルアップもできると好反応。素材とシルエット、デザインのバランスの良さが売れた理由のようだ。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!