都内ではコロナ禍以降、ファッション好きの若年層をターゲットにしたレディスの個店が増えた。主に国内外のデザイナーブランドを扱う。大手セレクトショップやブランド直営店とは異なる切り口で、スタッフの個性的なスタイリングやデザイナーとの取り組みを発信し、Z世代をつかんでいる。
(相神優波)
「スタッフと仲良くなりたい」
個店のスタッフは個人のSNS発信力が強く、中には9万人のフォロワーを持つスタッフもいる。単にショップの情報やスタイリングを発信するだけではない。自分の趣味やライフスタイルなど、パーソナルな一面も出している。スタッフと仲良くなりたい、その店で働きたいという思いが来店のきっかけになっている。
その例が、ヘアサロンを併設したセレクトショップ「ユルク」だ。「髪型が変わったら新しい服が着たくなる」としてウェアからヘアまでのトータルコーディネートを提案する。
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