「ららぽーとクローゼット」、体験型にシフトし急伸

2023/05/12 14:00 更新有料会員限定


 三井不動産がららぽーとTOKYO-BAYで運営する「ららぽーとクローゼット」が、売り上げを伸ばしている。試着予約が主力のショールーミングストアだったが、昨年春に〝体験の場〟へとシフトした。付加価値・体験価値の提供により、購買率と客単価が共に急上昇し、同店経由での月間売上高は21年比3倍になった。リピーターも増え、サイトへの送客のほか、館内送客にも役立てている。

 オープンは21年3月。自社ECモール「アンドモール」と連携したショールーミングストアとして運営していたが、メイン機能の商品予約件数はそれほど多くなかった。そこで、「普通の店舗ではできない体験ができる店に切り替えよう」と、21年秋から体験イベントの実証実験を開始した。三井不動産商業施設本部商業施設運営一部イノベーション推進グループ主事の吉村圭悟さんと同グループ技術統括の越智将平さんが中心となり、22年4月から本格化した。

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