【パリ=松井孝予通信員】LVMHのベルナール・アルノー会長兼CEO(最高経営責任者)は、27年に米テキサス州で「ルイ・ヴィトン」の米国で四つ目のアトリエを開設する計画を明らかにした。業績低迷の中、対米関係の安定化を重視し、生産の現地化を通じたリスクヘッジに動いている。
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アルノー氏は現地報道のインタビューでアトリエ新設について「米市場の需要に対応する」と説明。現地の職人はフランス人指導のもとで育成され、製品はフランス製と同じ品質基準で管理される。「米国製であることは顧客にとって問題ではない」とも語り、現地生産の重要性を強調した。
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