佐藤繊維の「M&キョウコ」は、ニューヨークでは先シーズンまでウィメンズウェア合同展「コーテリ」に出展していたが、18年秋冬物から「ADCショールーム」に入ってアポイント制で見せている。ADCショールームの得意先は全米にわたり、そのほとんどブティックだ。
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秋冬物で特に人気があるのは、パッチワークしたような柄のウール・ポリエステルのセーター(卸価格211ドル)。ドレス、コート、ロングカーディガンもパッチワーク風が好評だ。
アイテムではコートが良く、ジャカード(419ドル)など凝った素材のものが好まれる。プリントしてからプリーツしたポリエステル・ナイロン・ポリウレタンのドレス(302ドル)は、裏は無地のリバーシブル。洗濯機で洗って乾燥機にもかけられることも便利と好評だった。
(ニューヨーク=杉本佳子通信員)