子供服の丸高衣料19~20年秋冬 大人のトレンドを意識

2019/03/20 10:57 更新


 丸高衣料は19~20年秋冬向けで、大人服のトレンドを意識した。落ち着いた雰囲気のくすんだカラー、ゆったりとしたルーズなシルエット、素材などで表現する。

 洗練されたデザインに遊び心を利かせた「カルディア」は、得意とする色柄の提案を充実。秋冬はピンクグレーや茶、深みのあるワインレッドをキーカラーに、ぱきっとしたマスタードイエローを差す。

 アイテムは太畝(うね)のコーデュロイパンツ、テレコのトップなどを推す。アウターは動物の星座柄、花を宇宙の惑星に見立てた大きめのドット柄で、色も蛍光色や紫、紺など宇宙を意識した。

花を惑星に見立てたドット柄のアウター5900円(右)。ユニコーンのポシェット(2000円)など雑貨も充実(カルディア)

 「ムージョンジョン」はラフなシルエットをポイントにした。パンツはこれまでのストレートのタイプから、テーパードにしたり、ワンピースやトップは肩を落としてゆったりとさせたりした。

 日本製のオリジナル素材も継続。18年夏に反応が良かった、綿100%の「ムージョン天じく」を秋冬物で初めて採用した。今回から新しく、綿100%の機能素材「ムージョン裏毛」も訴求。吸水速乾に優れ、家庭洗濯もできる。ロゴトップを作った。

ブランド名を刺繍したワンピース2600円、トレーナー1900円(ムージョンジョン)

 アメカジスタイルの「ダディオダディ」は、キャンプやアルペンといったアウトドアシーンを想定した。これまで男児向けを強みにしていたが、女児向けも強化し、同柄を入れたお揃いアイテムも作った。ハロウィーンの時期に推すMA-1はサテン地で作り、裏側はパンプキンのようなオレンジにした。表面に配した星型のパッチはゴールドにしてアクセントを利かせている。

ハロウィーンの時期に推すMA-1は裏地をオレンジにした。5900円(ダディオダディ)

 「リトルベアークラブ」はブランド名を「LBクラブ」に変え、大人カジュアルな男児服の訴求を強める。股下をゆったりとさせたパンツにチェックシャツのスタイリングなど、ラフな日常服を揃えた。

ブロックチェックのシャツアウター2900円、股下をゆったりとさせたパンツ2300円(LBクラブ)


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