丸高衣料は19~20年秋冬向けで、大人服のトレンドを意識した。落ち着いた雰囲気のくすんだカラー、ゆったりとしたルーズなシルエット、素材などで表現する。
洗練されたデザインに遊び心を利かせた「カルディア」は、得意とする色柄の提案を充実。秋冬はピンクグレーや茶、深みのあるワインレッドをキーカラーに、ぱきっとしたマスタードイエローを差す。
アイテムは太畝(うね)のコーデュロイパンツ、テレコのトップなどを推す。アウターは動物の星座柄、花を宇宙の惑星に見立てた大きめのドット柄で、色も蛍光色や紫、紺など宇宙を意識した。
「ムージョンジョン」はラフなシルエットをポイントにした。パンツはこれまでのストレートのタイプから、テーパードにしたり、ワンピースやトップは肩を落としてゆったりとさせたりした。
日本製のオリジナル素材も継続。18年夏に反応が良かった、綿100%の「ムージョン天じく」を秋冬物で初めて採用した。今回から新しく、綿100%の機能素材「ムージョン裏毛」も訴求。吸水速乾に優れ、家庭洗濯もできる。ロゴトップを作った。
アメカジスタイルの「ダディオダディ」は、キャンプやアルペンといったアウトドアシーンを想定した。これまで男児向けを強みにしていたが、女児向けも強化し、同柄を入れたお揃いアイテムも作った。ハロウィーンの時期に推すMA-1はサテン地で作り、裏側はパンプキンのようなオレンジにした。表面に配した星型のパッチはゴールドにしてアクセントを利かせている。
「リトルベアークラブ」はブランド名を「LBクラブ」に変え、大人カジュアルな男児服の訴求を強める。股下をゆったりとさせたパンツにチェックシャツのスタイリングなど、ラフな日常服を揃えた。