メンズパンツ専門のブランドが海外で卸先を拡大している。従来からイタリアの合同展を主戦場に海外戦略を強化してきたブランドは、円安を追い風に新規開拓が進んだ。コロナ禍で停滞した消費を打破するため、海外バイヤーが次世代を担うブランドを探す動きも活発。今年、米国の合同展に初挑戦したブランドは、日本の技術と感性が評価され、卸先を獲得した。
(大竹清臣)
メンズパンツ専業のエミネントは、コロナ禍で中断していた海外戦略を再開し、新規卸先を獲得している。同社はイタリアのメンズ総合展ピッティ・イマージネ・ウオモに14年6月展から出展し、5年間でアジアや北米を中心に12カ国、約40店に約1万本のパンツを輸出した実績がある。20年1月展で出展を一時中断したが、コロナ下でも取引を継続した卸先がECを強化し、海外売り上げは拡大した。
傾向が一変
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