メンズカジュアル 動物キャラが人気

2016/06/01 08:16 更新


 メンズカジュアルメーカー発の動物のキャラクターものが、カジュアル専門店を中心に売れている。買っているのは10代後半~20代前半の男子が中心だが、最近は友人やカップルでのお揃い需要の高まりもあって、同世代女子からの支持もある。また、キャラによっては大人が購入するケースも。キャラ衣料は、専門店以外の販路へも拡大できる可能性があり、新たな商機がありそうだ。

 若い男女はストリート要素のあるプリントTシャツやパーカを好むようだ。

 「ダックデュード」(サンマリノ)は、キャップにサングラスのアヒルがモチーフ。13年秋冬にTシャツやパーカなどのカットソー類からスタートした。若者の普段着としてだけでなく、近頃はスポーツ観戦やコンサート鑑賞時にも着用されている。

 昨年は広島カープと協業し、アヒルがユニフォームを着たプリントTシャツやパーカを発売した。広島地域のカジュアル専門店以外に、球団公式グッズショップでも販売したため、試合観戦時にファンが着用するようになった。今春は広島カープ以外の4球団とも協業した。

 また、ジャニーズの人気グループ「嵐」の桜井翔さんがプリントパーカをテレビで着用したため、女性ファンが同キャラの服を着てコンサートに行くようにもなっている。着用シーンを広げたことがヒットの要因だ。

 今春夏にスタートしたサングラスをかけたフレンチブルドッグの「フレブル」(中根保)も若い男女に売れている。複数のプリント柄があるが、今春夏は犬がスケートボードに乗った柄が一番人気。シンプルでわかりやすく、ストリート系のプリントが強いという。スポーツ量販店やGMS(総合小売業)にも販路が広がっており、順調に売れている。

続きは繊研新聞で



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