テレワークのため自宅で昼ご飯を食べることが多い。その時、テレビの情報バラエティー番組を見る機会も増えた。番組ではコロナ下のおうち時間を楽しく過ごす生活雑貨の特集が目立つ。日用品はもちろん、在宅ワークのデスク周りに必要な小物、部屋を快適にするインテリア、掃除や料理用の便利グッズなどが紹介される。
自分も子供部屋を借りてテレワークを始めて1年以上が経つ。パソコンで原稿を書く時間が長いため、座り心地の良いクッションだけは購入した。今は仕事の資料もたまってきたので、整理・収納するグッズが欲しいと思っている。このまま片付けないでいると子供部屋を追い出されかねない。
先月、東京・渋谷に路面旗艦店をオープンした低価格生活雑貨の「オーサムストア」（運営レプレゼント）もテレビで特集されている。東京・原宿発祥の同ブランドは立ち上げ7年で60店まで広がった。「コロナ禍で出店戦略は見直しつつも攻めの姿勢は崩さない」と堀口康弘社長。
これから数年間はインテリア・生活雑貨市場の拡大が見込まれる。ただし、コロナ下でECの成長が加速するなか、リアル店舗の在り方・役割が問われている。旗艦店にライブコマース用のスタジオを開設するなど話題作りの拠点と位置付け、新たな挑戦を続けるオーサムストアから目が離せない。
