《めてみみ》新しい街

2023/02/02 06:24 更新


 森ビルは今秋、東京・虎ノ門に大型複合施設「虎ノ門ヒルズステーションタワー」を開業する。14年に第1期棟を開業した「虎ノ門ヒルズ」の第4期で、延べ床面積79万2000平方メートル、就業者約3万人、居住者約1800人の「新しい街」が完成する。

 商業店舗は隣接街区を含めて約80店で、店舗面積は約1万4400平方メートル。虎ノ門ヒルズ全体の商業店舗は約170店となり、面積は従来の約2.5倍に増える。

 ステーションタワーの店舗で注目されるのは高級飲食店の新業態などを集めたフードホールのほか、ベイクルーズによる店舗面積約2800平方メートルの大型新業態だ。虎ノ門はオフィス街のため、虎ノ門ヒルズの商業店舗も飲食店や食物販店が多い。20年に開業したビジネスタワ-にはファッションを含め物販店はあるものの、ベイクルーズの大型店の出店は「意外だった」業界関係者も多い。「虎ノ門エリアでファッションの商売が成り立つのか」という疑問があるからだ。

 03年に六本木ヒルズが開業した時も、飲食店が多かった六本木で「ファッションが売れるのか」という指摘が多かった。しかし、その後、周辺の開発が進み、アートなどの発信も強化された結果、「上質で、高感度なファッションが売れる」屈指のエリアとなった。虎ノ門がどう変貌(へんぼう)するのか注目される。



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