レディス専門店でセレモニーウェアの需要が年々高まっている。セレクトショップの内覧会では、多くの店が力を入れるカテゴリーに挙げた。
必要としているのは子育て世代のママ。特に都心では小学校受験に向けて探している人が多く、デザインの幅が広がっている。
入学後も、学校行事などで着る機会は多い。学校によっては「襟付きのネイビーが好ましい」など暗黙のルールがあるといい、数年前に当事者だった友人は、「いつものおしゃれとは全く異なる意識で臨まなければならない」と言っていた。
子供の学校のこととはいえ、いい大人にしゃくし定規なルールは少々古臭い。そんな風に感じていたが、最近は規則の中でおしゃれを模索する人が増えてきた。好きなブランドで、できる限り今の気分を感じられるものを購入したい。服好きであれば、どんな時もファッションを楽しみたいと思うのは当たり前の感覚といえる。
ECを主軸とするサードマガジンでは、新しいセレモニーウェアとして今年、コンビネゾンやビュスティエが人気だった。シルク混の艶のある生地で、黒見えするネイビー。ジャケットと合わせればスーツになり、単品で普段使いもできる。26年春夏は、暑い夏に備えて半袖ジャケットもお薦めだ。ルールがあるからこそ、楽しむために新しいデザインが求められている。
