経済産業省は繊維産業のサステイナビリティー(持続可能性)の取り組みを促進するため、有識者会議「繊維産業のサステイナビリティに関する検討会」を新設、2月25日に第1回会議を開く。産業界全体でサステイナビリティーへの取り組みが重点課題となるなか、「供給構造」「環境配慮」「責任あるサプライチェーン管理」などをテーマに、繊維産業が果たすべき役割などを討議する。月1回前後開催し、夏をめどに報告書をまとめる予定。
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事務局は繊維・ファッション業界を所管する製造産業局生活製品課。新宅純二郎東京大学大学院教授を座長とし、尾原蓉子ウィメンズ・エンパワメント・イン・ファッション創設者・名誉会長、上山健二日本アパレル・ファッション産業協会理事長、富吉賢一日本繊維産業連盟副会長兼日本化学繊維協会専任副会長など7人が委員を務める。オブザーバーとして、環境省の「ファッションと環境」タスクフォースリーダーの岡野隆宏氏のほか、古屋雅弘日本ショッピングセンター協会専務理事、安田洋子日本百貨店協会専務理事が参加する。