テキスタイルメーカーの三星毛糸(岐阜、岩田真吾社長)は、生地の製造過程で発生する廃材を活用したアップサイクル雑貨ブランド「ミッケタ」で、三越伊勢丹とアクセサリーを共同開発した。伊勢丹新宿本店4階の期間限定店で販売している。24日まで。
余り糸を混ぜたアクリルを使い、バングルとペンダントを作った。透明度の高いアクリルに様々な色の糸を無作為に散りばめてあり、一つひとつ異なる表情が楽しめる。バングルはスクエア型(全3色、各7000円)、オーバル型(全6色、各5000円)の2種。ペンダント(全3色、各5000円)は、直径6㌢のリング型トップに長さが調整可能な革ひもをつけ、サングラスホルダーとしても使える仕様だ。
期間限定店ではこのほか、余り糸入りのアクリル板を組み立てたフラワーベース(3800円)やランプシェード(3万8000円)、余り糸を漉き込んだ和紙のレターセット(1000円)、糸巻きの芯を使ったペンスタンド(1200円)など、これまで販売してきたオリジナル商品も揃える。
ミツケタは昨年、同じ岐阜県のデザイン事務所TABと共同で立ち上げた。素材の調達から加工まで、県内の製造業と連携して生産している。