三越伊勢丹、Tポイント終了 「利便性欠けた」

2017/08/10 18:54 更新


図案データはイメージです

 三越伊勢丹ホールディングスは18年3月末をめどに、カルチュア・コンビニエンス・クラブが運営する「Tポイント」の付与・利用サービスを終了する。また両社が出資して設立したマーケティング事業会社の三越伊勢丹Tマーケティングは17年内に解散する予定だ。

 16年5月に導入したTポイントは「新客の取り込みが狙いだったが、想定していた効果がなかった」としている。また16年4月には自社カードのエムアイカードの特典を割引優待からグループ共通のエムアイポイントに変更しており、2つのポイントサービスが重なったことで利便性に欠けたという。

 今後は子会社のエムアイカードとエムアイポイントに注力し、カード事業とCRM(顧客関係管理)を拡大する。18年春には既存のゴールドカードの上位となるプラチナカードを新しく発行する。エムアイポイントが使える店舗をグループ外部にも広げる。



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