三越伊勢丹は25日、東京・両国国技館で従業員運動会を開いた。労使で運営する福利厚生団体の三越伊勢丹グループ共済会が主催した。三越と伊勢丹は08年4月に経営統合したが、前身の三越、伊勢丹の両社を通じて二十数年ぶりの再開となった。
三越伊勢丹の本・支店、首都圏のグループ会社を含めた従業員と家族の約3500人が参加した。三越伊勢丹は13年度から販売の質の向上を目的に店舗休業日を10年ぶりに復活させた。以降、8月と2月に原則2日ずつ休業日を設定している。
当日は伊勢丹新宿本店、立川店、浦和店、松戸店、相模原店、三越日本橋本店、千葉店の首都圏の店舗が休業日だったことから、一堂に集まるイベントを開くことになった。事業会社、勤務地、雇用形態を超えた従業員同士の交流を深め、グループの一体感を醸成するのが狙い。
大西洋三越伊勢丹社長は「管理職から若手まで、普段は見られない表情や、仕事中とは違うコミュニケーションを楽しむ環境を作ることができた」と話している。