「ミヤオ」19SS 繊細な花柄と直線の布で描くカジュアル

2018/11/15 06:25 更新


 ミヤオ(宮尾史郎)は19年春夏、オリジナルのきれいな生地を作るとともに、スモッキングやピコ飾りなどの職人の技術を生かした繊細なディテールを組み合わせた。カットジャカードやラメジャカードのフラワー柄やフラワー刺繍といったオリジナル生地のせいか、いつもよりも華やかに見える。

 「構築的な美しさとは違うものを、普段着に」というのが春夏のコンセプト。もともとパターンに定評のあるミヤオだが、くしゃっとしていたり、しわ感があって可愛く見えるものを、カジュアルに着られるアイテムに仕立てている。繊細な花柄の生地は、直線的なカットのブルゾンやドレスに仕上がった。「ただ布を巻いただけのフォルムや布が自然に体に合ってくるようなフォルムは、直線だから出るしわが魅力的に見える」と宮尾。ピコ飾りのスクエア布をフロントからアブストラクトに重ねたトップや胸元に布を揺らしたドレスなどを揃えた。

 花柄のカットジャカードブルゾン6万5000円、ラメジャカードの花柄ストラップドレス5万5000円、スポーツ素材のナイロンに花柄の刺繍をしたコート7万5000円など。

ミヤオ
ミヤオ


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