東京・新宿で日本の物作りのシェアショールームを運営するモノヴァは初めて地域連携商品として開発に携わった酷暑対策アイテム「ダンシャット」の販売を開始した。同商品は大分県国東市のヘルメット潜水と群馬県桐生市の丸中が共同開発した。
ダンシャットは本体に水を入れて凍らせ、カバーをつけて首に巻いて冷却することで、夏の屋外作業などの熱中症対策サポートに役立つ。本体に使われているウェットスーツ素材は肌に心地良い柔らかな質感で、遮熱性の高いカバーと組み合わせ、冷却効果は6時間持続する。主に工事現場や交通指導員など、酷暑の中で屋外作業をする人を想定しているが、夏のスポーツ観戦やレジャーなどでも活躍できるアイテムだ。8600円。
使い方は①キャップを外して水を入れる②冷凍庫で凍らせる③取り出したら氷を折り、カバーを取り付けて首に巻く。700~800ミリリットルが適量。少し溶かしてから首に巻くと、最初から冷たい状態での使用が可能。水を凍らせて何度でも使え、過酷な暑さを軽減できる。
丸中は絹織物の産地として有名な桐生市で36年に創業し、和装・洋装の商社として生地や製品を供給してきた。〝産地のハブ〟の役割を目指し、12年から自社ブランド商品の開発・販売をしている。ヘルメット潜水はウェットスーツ素材の専門メーカー。独自に開発した「クロッツ」ブランドの「やわらか湯たんぽ」シリーズが有名で、柔らかな質感とゆっくりと伝わる温かさが心身ともに癒やし、全国的な人気となっている。