「ナカガミ」 直営店で「ノダテ」開催 語り、集える場を

2021/06/10 06:27 更新


外と中の境界線をあいまいにした空間で、季節の移ろいや文化を共有し、語らう場を作っていく

 デザイナー、中神一栄が手掛ける「ナカガミ」は、東京・中目黒の路面直営店で、四季の移ろいを感じ、語らい集う「ナカガミ・ノダテ」を立ち上げた。6月上旬に1回目を開催。茶道家の宗直さんが福岡・八女の新茶をたて、「とらや」に特注した和菓子を添えて提供し、野だてを作法に縛られない形でプレス関係者や顧客とともに楽しんだ。

 「外と中との境界線をあいまいにしたオープンな場所を生かし、より多くの人にナカガミに親しんでもらえる機会を作りたいと考えていた」と中神。サポーズデザインオフィスがデザインした直営店はガレージのような建物の中をガラスで仕切ったボックス型の空間で、あえて入り口の扉を無くしている。

 ノダテは「言葉の響きに引かれた」名称で、茶道には限定していない。様々な人や業態と協業しながら、お茶やコーヒー、お酒を交えたコミュニケーションの場を不定期に開く。今回は招待制だったが、状況を見て一般開放もしていきたいという。



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