【ネットコミュニケーション】《アンケート調査から》コミュニケーション、利便性を顧客視点で向上へ

2021/09/16 06:27 更新会員限定


 繊研新聞社が実施したネット販売に関するアンケート調査の設問のうち、「前期にネット販売を伸ばした施策」「今年度のネット販売での重点施策」「ECと実店舗の連動に関する施策」「オムニチャネル戦略の推進の有無」「EC・オムニチャネルで重視しているKPI」の回答について分析する。

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前期行ったECの重点施策は?

送料無料・返品可能が浮上

 前期にネット販売を伸ばした施策として最も多かったのは、「商品情報の充実」だった。コロナ下で実店舗への来店客数が減少傾向にあるなか、ECで商品情報を過不足なく伝える必要があったことがうかがえる。

 次いで、例年重点施策に挙げる企業が多い「SNSとの連動」「サイトの利便性向上」に取り組んだ企業が多かった。ECの重要性が高まるなか、SNSを起点に集客し、ストレスの少ないUI・UX(ユーザーインターフェイス・ユーザーエクスペリエンス)で、買い上げ率やセット率を上げていくことが重要になっている。

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