ウクライナでデザイナー・経営者として活躍してきたゴロド・ナタリアさん。22年2月、ロシアによる侵攻が始まり人生が一変した。ポーランドやフランスを経て同年6月、娘のビクトリヤさんとともに日本へ避難した。当初は何もできなかったが、支援者のサポートもあり、日本でデザイナーとしての活動を再開した。いずれは祖国には帰りたいが、今は日本で活動を広げると決意している。
(古川富雄)
ロシア侵攻で一変
ウクライナ生まれのナタリアさんは16年、自らのブランド「N.Gorod」を立ち上げた。ウクライナにアトリエ、70人規模の工場、直営店を持ち、フランス、英国などの専門店などに販売してきた。しかし、ロシア侵攻でアトリエと直営店は閉めざるを得なくなった。ビクトリヤさんが日本好きで日本語を習っていたのもあり日本に避難、大阪に住んだ。最初の1年間は日本語も日本の生活もわからず、助けを求めることすらできなかったという。
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