大阪・関西万博が開幕した。国内外の来街者増を見込んで、大阪市内各所で新たな施設の開業やイベント企画が相次いでいる。
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4月10日、万博会場からほど近いベイエリアにシンフォニックスリール(大阪)が運営する「ジュエリー」が第1期開業した。キッチンカーを配した広大なオープンカフェとドーム型の建物で構成する。ドーム型建物は「旧なにわの海の時空館」で同社が利活用事業者となったもの。日没後はライトアップする。ドーム内部は今秋にも「ミュージック&エンターテイメント・ホール」をテーマとする空間にする予定。2月に大阪観光局と事業連携協定を締結しており、大阪観光の拠点の一つにしたい考えだ。
3月26日には大阪・道頓堀に吉本興業の「よしもと道頓堀シアター」やエンターテインメント施設、飲食店などで構成する中座くいだおれビルが全面改装オープンした。
阪急阪神百貨店は5月6日まで、日本と大阪の魅力の再発見をテーマとする初企画「阪急阪神ジャパンエキスポ」を阪急うめだ本店、阪神梅田本店の各階で開催中だ。阪急うめだ本店は「ビリケンクリエイターズ百貨店」など約40コンテンツを展開する。大丸大阪心斎橋店も5月2日まで本館地下2階心斎橋フードホールで、アメリカ大使館農産物貿易事務所、在大阪オーストラリア総領事館が後援の初企画「チーズ&ワインエキスポ」を開催している。今後も国内外の観光客を見込んだイベント企画が続きそうだ。
