OSMインターナショナルの新業態「スーベニアーズ」 米国のスポーツ文化を発信

2025/04/17 06:27 更新


ワッペンやピンバッジも豊富に揃え、無地のキャップや店内の圧着機を使ったカスタマイズサービスも行う

 日本のプロスポーツチームにグッズの企画・製造・販売など総合提案を行うOSMインターナショナル(東京)は、22年から運営していたMLB(米大リーグ)公式ライセンスブランド「’47」(フォーティーセブン)の直営店の営業を3月下旬で終了した。新たに米国のスポーツ文化を想起させる業態「スーベニアーズ」を開発して同区画を利用し、4月4日に二子玉川ライズ・ショッピングセンター、5日に横浜のマークイズみなとみらい、6日に東急プラザ原宿「ハラカド」に新店を開設した。

 新業態はフォーティーセブンのMLBキャップに加え、米国のスポーツ文化を取り入れたスーベニアグッズを集めたセレクト店。米国には各地域の球場などにスポーツをテーマにしたグッズや土産物の店が存在する。新業態は「ワクワクを、思い出に」をコンセプトに、仲間や家族、恋人とスポーツ観戦の後、記念に土産を選ぶ時の高揚感や思い出に出合える店を目指す。

 二子玉川店は売り場面積約40平方メートルで、商品は帽子が7割、その他の雑貨やアパレル3割で構成。キャップはフォーティーセブンを中心に、直営店時代の約6割の141SKU(在庫最小管理単位)を揃える。無地のストーンウォッシュキャップは大人用14色、子供用7色を常備。カスタマイズ用ワッペン100種類、ご当地名入りなどのピンバッジを集めたコーナーもあり、店内に圧着機を常設し、無地の帽子などを使って自分だけのオリジナルを作れるサービスも行う。

ワッペンやピンバッジも豊富に揃え、無地のキャップや店内の圧着機を使ったカスタマイズサービスも行う

 ほかにはオリジナルのTシャツや靴下、マグカップやタンブラーを販売。米国のカレッジ向けブランド「ヘリテージギア」の牛革とウール製のトートやボストンバッグ、ペナントなどトラッド調の商品が揃う。

米国のカレッジ向けブランド「ヘリテージギア」のトートバッグやボストンバッグ、ペナント、Tシャツや雑貨も販売

 スーベニアーズでは今後、4月24日に福岡・天神に開業予定のワン・フクオカ・ビルディングに4号店を出店。大型連休前にスポーツイベントなどでトラックでの移動販売も始め、夏ごろにはオンライン販売を開始する計画だ。



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