《消えゆくフォーエバーケミカル―PFAS規制の先に②》飲料水汚染が引き金に

2024/07/30 07:58 更新会員限定


 最近、テレビの報道番組や週刊誌でも目にするようになったPFASとは、フッ素原子(F)と炭素原子(C)が結びついて出来た有機フッ素化合物の総称で5000以上とも1万種類以上あるとも言われる。耐熱性、耐薬品性、絶縁性などに優れ、さまざまな用途に使われている。

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日本は化審法で

 代表的なのはフライパンの焦げ付きを防ぐコーティング、塗料、ケチャップ汚れが着かないハンバーガーの包装紙、泡消火剤などだ。とても便利な物質である半面、フッ素と炭素の結合は非常に強固で、自然界ではほとんど分解されない。そして一部の物質は生体に蓄積し、がんや高脂血症などの原因になると指摘される。

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