ピッティ・イマージネ・ウオモ展にみる24年春夏メンズスタイルは、コロナ禍を経て大きく変化したメンズ市場を浮き彫りにするものとなった。テーラードアイテムをビジネスの中心としてきたメーカーは、いまだにピッティ・ウオモに本格的に復帰していない。そんな中、復帰したテーラードアイテムを主軸とするメーカーは、オリジナルの素材開発やトータル化などで生き残りを図っている。
(編集委員・小笠原拓郎)
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リネンタッチのテーラード
24年春夏メンズの特徴と言えるのは、テーラードジャケットではリネンタッチが増えていることだ。そしてジャケットと合わせるのはオープンカラーシャツやラグジュアリーなニットがメインとなる。
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