上質なファッションとライフスタイルの展示会「プラグイン」(繊研新聞社主催)ではレディスの服、服飾雑貨は、身に着けるだけで日常を特別な一日に変えてくれるような楽しいデザインが多く出ている。ファッショントレンドの影響で、抵抗なく色柄を取り入れる今の女性にもぴったりだ。フルーツ柄やポップなツイードなど、思わずSNSにも写真を残したくなる商品が揃う。渋谷ヒカリエで16日まで。
(カッコ内はブース番号またはゾーン名)
「旬を着る」をコンセプトに果物モチーフの服を作るレディス「グルロン」(AH-01)は、18~19年秋冬は洋ナシがテーマ。洋ナシの写真を加工した柄プリントのシャツワンピース(3万1000円)は主役になる1枚だが、スタイリングしやすいよう形はシンプルにした。カラー切り替えがおしゃれなアウトドア調ブルゾンと合わせたときのミックス感も可愛い。
インドのプリント技術と生地を使うレディス「カプワ」(AH-58)は、代表兼デザイナーの宮本愛子さんが描いた絵柄を木版にして、色柄豊富にみせる。教会のステンドグラスをイメージしたコットンツイルのワンピースは、実を付けた植物柄がかわいらしい。1万5500円。ウールのガウンコート(2万9000円)は、ストライプをハンドプリントした。アイテムはすべて染色から縫製までインドの工場で一貫して行う。
レディス「マノン」(AH-48)の18年春夏物のデニムシャツ(1万7000円)は、綿100%だが特殊加工で裾にプリーツをかけた。デニムプリーツスカートとのセットアップも提案する。カジュアルな素材だが揺れるプリーツがどこかエレガントだったり、独特の空気感も魅力。日常的に着やすいデザインながらひねりをきかせた服を得意とし、パターンも手がけるデザイナーが着たときのシルエットを細かく計算して作っているという。
レディスブランド「エトワールシーニ」(BH-01)は、メンズライクなTシャツやデニムパンツなどカジュアルウェアが主軸だが、18年春夏は初めてツイードのセットアップ(トップ1万9000円、スカート2万円)を出した。イタリア製のカラーツイードは色鮮やかで、上下揃えるとエレガンスに、ジーンズと合わせると程よくカジュアルに着られる。随所に配したさがら刺繍のワッペンもアクセントになっている。
「マクール」(AH-10)は和をコンセプトにした、日本人とフランス人のデザイナーによるスカーフブランド。折り紙の展開図をベースにしたデザインが特徴だ。18~19年秋冬の新作は、彩りをテーマに、バラの折り線を生かして、市松模様や菊といった和柄と、レオパードやチェックなどで西洋の雰囲気を掛け合わせた。100×100センチ(2万円)と65×65センチ(1万3000円)。
「テンパレイト」(クレディッツショールーム)は18年春夏スタートのレディスシューズブランド。PVC(ポリ塩化ビニル)製のため、雨の日でも気兼ねなくはけるのがうれしい。秋冬物は、無地のシンプルなものから、ヒョウ柄プリントやフェイクファーをあしらったもの、フロッキー加工で粉を吹き付けスエード調にしたものなど種類も豊富だ。中心価格は4800~6200円と、デザイン性に対して手頃な価格もポイント。