仏GLイベンツ傘下の国際素材見本市プルミエール・ヴィジョン(PV)パリは、25年から9月開催に戻る。PVのCEO(最高経営責任者)でGLイベンツファッション部門責任者フロランス・ルッソン氏のもと、グローバルな新戦略が始まる。
(パリ=松井孝予通信員)
会期変更は新戦略の核
――9月開催に戻る。
会期変更は、PV新戦略の核です。コロナ禍前の調査に基づき決定した7月開催を21年から実施しましたが、出展者や来場者との協議の結果、9月への復帰が望ましいと判断しました。この変更は、ファッション部門全体の再編成の一環で、2月と9月に中価格帯からラグジュアリー市場までを網羅する総合展PVを、6月と12月にラグジュアリー市場を対象としたプレビュー展ブロッサムPVをパリで開催します。見本市全体の補完性を強化、参加者の増加が期待できます。
――PVの新戦略とは。