東急不動産と東急不動産SCマネジメントは東京・原宿の明治通りに都市型商業施設「キュープラザ原宿」を27日開業する。都市型商業施設の新ブランド「キュープラザ」の第1号施設。レストラン・カフェを主力に、高感度・上質ながら比較的値頃な店舗を揃え、新業態1号店やエリア初出店の店を充実した。20~40代女性を中心に幅広い層の需要獲得を目指す。
地下2階~地上11階で賃貸面積は約5610平方㍍。レストラン・カフェ11店(併設店を除く)とヘアサロン、エステのほか、レストラン併設の結婚式場とアーバンリサーチ「センス・オブ・プレイス・アーバンリサーチ」の旗艦店など18店が入った。
国内初と新業態6店を含めたエリア初出店を9店とした。新業態は7階にスペースシャワーネットワークによる音楽やアニメ、ゲームなどとの協業カフェ「エリア・キュー」、2階にアーバンリサーチのカフェ・レストラン「タイニー・ガーデン・キッチン」など。エリア・キューは5月10日まで人気女性アイドルグループ、乃木坂46との協業カフェを展開する。
また、「都会の中心にありながら、リラックスして過ごせる空間」を目指し、各階の共用部に緑を多用するとともに、飲食店の大半にテラス席を設けた。
4月19日まで近隣で運営する都市型商業施設、東急プラザ表参道原宿とのスタンプラリーキャンペーンを実施するなど、街全体の回遊を高める施策も積極化する。
キュープラザは東急プラザに比べて小型で、「利便性の高いエリアで、地域特性に合わせた少数テナントで構成する」施設とする。27日には07年11月に開業したラ・ポルト心斎橋を「キュープラザ心斎橋」に名称変更する。今後、「イメージに合う既存施設については名称変更を検討し、ブランドを浸透させていきたい」とする。