アパレル企画・生産のレインボーワークス(東京)は、公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)のアパレル・雑貨のライセンス商品事業を本格化する。26年のサッカーワールドカップ効果などに期待し、他社のファッションブランドとの協業商品などを打ち出していく。
同契約は24年8月に締結した。「ファッション好きにはサッカー愛好家が多く、親和性が高い」(レインボーワークス)と見る。Jリーグの知名度を生かし、異業種を含む様々なブランドとの協業商品を企画し、大手セレクトショップやGMS、スポーツ用品店などに向けて販売する計画だ。
近年全国のプロサッカーチームで、スタジアムでの応援だけでなく、普段着でも使えるデザインのアパレルをグッズとして販売する動きが目立っている。Jリーグ側には、こうしたサポーターが日常のファッションにサッカーグッズを取り入れる流れを後押ししたい狙いがある。
5月に販売したしまむらとの協業Tシャツが好調に売れ、SNSでも話題になるなど既に手応えを得ている。6月からはサッカーに着想するオランダ発ファッションブランド「ボーラー」との協業商品の受注をスタートした。
Jリーグは「全国規模の小売り店を販路にした商品で、Jリーグの知名度を高めたい」としている。アニメなどのIP(知的財産)と組んだ商品で、協業先のファンがサッカーに興味を持つきっかけ作りにもつなげたい考えだ。