楽天ファッション・ウィーク東京22年秋冬が3月14日に始まる。19日までの会期で参加するのは54ブランド。うち半数を超える30ブランドがフィジカル(リアル)で発表する。この2年でファンや顧客を地道に広げて発表に至った若手のブランドも目立つ。デジタル配信を融合して4シーズン目、表現に多様性が増す一方、物にとどまらない主張を伝えられるかが問われる。将来に向けて何を発信したいのか、注目のデザイナーに聞いた。
(須田渉美)
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女性の素晴らしさ伝えたい
「トーガ」古田泰子さん
東京でショーをするのは5年ぶりです。以前と大きく異なるのは、コロナ禍で映像の発表が定例化し、リアルのショーを離れる状況になったこと。お客さんを招くことに縛られずに発表できる形態を探すなかで、海外のチームとリモートで全員参加して一つの物を作り、撮影をオランダやスウェーデンで行うこともできて、自由に可能性を見いだすことができました。その半面、見せる範囲は狭まることに限界を感じていた時に、「バイアール」の話をいただいて東京でぜひやりたい!と思いました。
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